
記事アップが遅くなってしまいましたが、先週日曜日に開催された
柳家ろべえさんの落語会の感想です。
「たけのこ」
初めての落語会開催とあってか、嬉しいような緊張しているような表情のろべえさん。
初めてきた人にもわかるようにと名前の由来と、来月襲名する「小八」の名前の由来を教えてくださいました。
地方寄席で披露する小話をまじえてからの「たけのこ」。
初めてきくお話しでしたので、わくわくしながらききました。
たけのこなんてこれからの季節にピッタリなお話しだな、なんてきいてたら
なかなか面白い話。今でいう「擬人化」みたい。
隣の屋敷からつながってでてきたたけのこ。
これを料理したいが、さて隣にはなんといって食おうか。
という笑えるお話し。
「大工調べ」
続いては「大工調べ」。この話、いろんな方の落語でききましたが、ろべえさんのが一番インパクトあったなー。
以前から思っていたのですが、ろべえさんの若々しい声音が、江戸っ子口調でたんか切ると大迫力。
渋い声できくのもいいんでしょうが、若いろべえさんのべらんめえ口調だと、いかにも喧嘩っぱやくて
血の気の多い感じがよく出ていて圧倒されるのです。かっこよかったです。
この大声は天国の喜多八師匠にまで届いてるんじゃないかしらって思ったくらいです。
「二番煎じ」
中入り後は寒い季節にはぴったりな「二番煎じ」。
昔から江戸は火事が多いのはしってましたが、昔の火事って消火ではなく家屋を破壊して延焼を食い止める
「破壊消火」というのを知り、また一つ面白いことを覚えました。
で、火事が起きないようにと、町内の旦那さんたちが夜まわりすることになったのですが・・・いうお話し。
夜まわりをしていますから「火の用心」のかけごえを出すわけですが、
この火の用心の掛け声からうたがはじまったり、都都逸(?)のようになったりと
実ににぎやかな夜まわり。
この旦那衆の声をろべえさんが一人で演じます。うまいうまいよ、ろべえさんっ。
バリトンのような低い声から、宗助さんのようなひょろひょろ声まできかせます。
たけのこ→大工調べ→二番煎じときて、ろべえさんが一番ノリノリだったと思う二番煎じ
楽しくて楽しくて終始ニヤニヤ笑ってた気がします。
若いお声でノリノリのろべえさん、
初めての落語会でてきぱきうごきまわるお席亭さんとスタッフさん。
みなさん一生懸命で、何もかもが初々しくて、楽しいのはもちろん素晴らしい雰囲気の落語会でした。
こんなフレッシュな落語会、次は8月の予定だそうですから、また絶対行きますよ!!
私が落語をきき初めて、なにかできることはないかしら? ってずっと思ってるけど、
まずは若い落語家さんを応援することと、がんばってる席亭さんたちを応援すること。
この二つを実行していこうと思います。
いよいよ来月はろべえさんの真打披露興行がはじまります。
この若い落語家さん、新しく始まった落語会を応援していこうと思います。
楽しい時間をありがとうございました。
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