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他者を思う想像力

先日テレビで考古学担当の学芸員さんのお話しをきいていたのですが
「他者を思う想像力が必要」という言葉にはっとしました。

考古学とは文献のない時代、地中から出てくる遺跡、遺物をみながら
考察しなければなりません。
(戦国や江戸時代の遺構も発掘調査しますが、こちらは歴史考古学という分野になります)
たとえば古墳を発掘して骨が出てきたといます。
現代のように「○○家の墓」と墓碑があればいいのですが
日本の古墳に墓碑は存在しません。
未盗掘であれば、棺に納められている遺品や遺骨の状況から
どんな身分の人か、どういう人物かを考えることになります。
最近は技術の発達で骨のDNA鑑定やX線などで
埋葬者が男か女か子供か年寄りかという区別もつけられるようになってきました。
集められるるだけのデータから、専門家は「どういう人だったのか、古墳ができた当時この場所は
どういう状況下におかれた場所だったのか」と推測を重ねていきます。
ここで「他者を思う想像力」がないと考古学学芸員は成り立たないわけです。

そこで私は考えました。
「考古学学芸員でなくても他者を思う想像力がなければできない仕事はいろいろあるな」って。
世の中の情報が急速に流れて何もかもが忙しく流れてせわしない現代。
今まで仕事をしてきて「他者を思う想像力」がない人を何人も見てきました。
仕事がいやで押し付けて逃げ出す人、何もかも全部「あなたが悪い」といってしまう人
最初は私も不愉快で怒ったり悲しくなったりしたもんですが、
最近は「かわいそうな人なんだな」と相手にもしませんでした。
それこそ「他者を思う想像力」がない人だったのだろうと、今思います。

もしも、次に仕事ができるのなら
私は「他者を思う想像力」を持っている人たちと仕事をしたい。
相手のことを考えて「今こんな状況なんだな」と考えながら
仕事の配分を考えたりヘルプに入ったり、そんなふうにできたらいいなと思ってます。
そうやってお互いに助け合って仕事ができれば、いい方向に向かっていける気がするのです。
「夢物語だ」「甘いことを言ってる」と言われるかもしれませんが
私はこれを夢物語なんかにさせませんよ、絶対に♪


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