千葉市の中世遺跡について
本日もせっせと、市民講座にいってきました。
講座は「千葉市の中世遺跡について」です
千葉市の遺跡というと、有名な加曾利貝塚はじめ縄文時代を思いつくのですが
鎌倉、室町、戦国の遺跡もわずかですがあるようです。
千葉市で遺跡は1300をこえるそうですが、中世遺跡は97か所。
城跡等にいたっては56か所。うん、確かに少ない。
でもなかなかおもしろそうなものが出てきてます。
発掘をしていると、当時使っていた壺や皿の日用品が出てくるのですが、
焼きものについては、そのほとんどが、美濃焼、常滑焼。
今の愛知県で生産されたものが、どういうルートでか千葉で大いに使われているのです。
十二世紀十三世紀ごろですから、鎌倉幕府に集まった陶器類が
千葉氏の本拠地である千葉にやってきたのかなー、と考えてしまいました。
もうひとつ面白かったのは、城郭の変遷です。
中世の最初のころ、城はいざというときの砦。普段は館に住んでいて、
わりとのんびりとした生活を送っていたのではないかと。
それが時代をさかのぼるにつれ、城と館、住居が一体化し、城の形態も堀が深くなり
曲輪が増え、物々しい城塞と化していきます。また城のまわりには、町が整備され
小さいながらも城下町の基礎ができあがっていきます。
この中世の城というのが、千葉市内には三つ有名なものがあるのですが、なんと二か所は
うちのご近所です。城跡があるのは知っていたけど、そんな有名だったのかとびっくり。
もう一度見なければいけませんっ!!
今後の発掘次第によっては、中世遺跡がまだ増えるだろろうとのことでしたので
結果を待ちたいと思います。
私もそれまでに探検です!!
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