デジタルとアナログは共存できるか
近年、PCや携帯電話、さらにタブレット端末の普及で、
世界中の情報を収集できるのが簡単になってきました。
特にスマートフォンやタブレット端末は持ち運びに便利なので
電車やカフェなどで、端末操作をしている姿を頻繁に見ます。
その一方で、書籍の販売部数は減少の一途をたどり、
雑誌は創刊部数より休刊廃刊部数を上回っています。
今年2月には出版取次の大洋社が自主廃業し、
それにともなう小規模書店の倒産、廃業が相次ぎました。
このまま紙の本や雑誌は衰退していくのだろうか。
書店の未来はどうなるのだろうか。
たくさんの本を扱ってきた私には気がかりでなりません。
いくつかの書店はカフェを併設したり、
雑貨屋と一体化した本屋を作ったりと生き残りを模索していますが、
現状は厳しいものがあります。
少しずつではありますが「電子書籍」が増えてきました。
が、これはスマホやタブレット端末を持っている人だけができることです。
こうした機器をもっていない人たちのためにも、「紙の本」は必要です。
まだまだ答えの出ない問題ですが
書店の未来や図書館の行く末を考えた時
デジタル化の急速な発展には少なからず危機感を覚えます。
私はインターネットの世界も大好きですが
本をめくる紙の音、紙の質感を楽しむのも「読書」のうちだと考えています。
ですから、極端なデジタル化が進まないようにと祈るばかりです。
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