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人に教える仕事

昨日の仕事帰り、知り合いに会いまして話をしてましたら、こう言われました。

「人に教える仕事むいてるんじゃない? そういう方向で仕事探してみたらいいのに」

予想だにしていなかった言葉が出てきたのでびっくりしたと同時に硬直しました。
私の中で「人に教える」「教育」という分野はずっとむいていないと思っていたので。

私の両親は二人も「児童教育」「学校教育」の現場で活躍していました。
両親の兄弟や、父方の祖父も教育者という一族でした。
学校の楽しい話題もいろいろききましたが、教育現場の大変さを間近でみていたので
子供心に「私は教員にはむいてないし、なるのは絶対に無理」と思い
周りが「絶対にとれ」といった教員免許だけは頑なに拒みました。

それでも専門図書館から公共図書館にうつり、教育委員会の所属になったとき
「なんだかんだで教育に携わる仕事になったなぁ」と思ったのです。
とはいっても教壇に立つわけでもなく、担任を持つこともなく、難しい親と接するいう
ことはなかったので「教育でも生涯教育の現場ならやっていける」と楽しく仕事をしました。

初めて「人に教える」を実感したのは、派遣で努めた大学図書館と元会社です。
大学では学生に図書館の使い方を教えるということも多少はしましたが、メインは
「新しく入ってくるメンバーに仕事を教える」でした。あまり雰囲気のいい現場ではなく
どんどん人が辞め、入ってわずか半年で私が古株というくらい人が入れ替わるところでした。
次々に新しい同僚が入ってきます。そのたびに教えて実践教えて実践を繰り返し
「教えるって難しい」と思ったのと、司書の仕事をほとんどできなかった悔しさから
二年の契約で仕事を終わらせました。
元会社では、若い人や短期のアルバイトさんたちに仕事を教える役割でした。
何の知識もない、人たちに即戦力になってもらうために、どう教えるか、
必死に考えて動き回りました。「わからないことはすぐきくこと」「メモをとること」を
繰り返しいい続けました。
その経験があったからなのか、今のバイト先では仕事をしながら、学生さんたちに教えてまわり
私もバイトのはずなのに「俺がいないときはよろしく~」と担当社員に言われることに^^;;
私がこんな大きな支店でただのバイトなのに教えていいんだろうかとおそるおそる
困ってる人に声をかけては仕事を教えたり、次の仕事の指示を出しています。
社員から信頼されているという安心感もあるのでしょうが「教えるって楽しいな」と
なんとなく思い始めていました。
その矢先の「人に教える仕事むいてるんじゃない?」でしたから、本当にびっくりしたのです。
この人は私の心を読んでるんじゃないかって。

今の短期のアルバイトが終わったら、また仕事探しを再開します。
もちろん図書館博物館をメインにさがす予定ですが
「人に何かを教える」いう事業所があれば、やってみるのもありなのかな? と
漠然と考えています。
私が教えられることはほんの一部でしかないと思いますが、今までの経験とため込んだ知識を
役立てられるなら、自分にもプラスになることは間違いないでしょう。

自分よりも、周りのほうが冷静に「私」という人間をみてアドバイスをしてくれる。
いろんな人たちの話に耳をかたむけて、自分の向かう方向性を決めていくのも
いいのかなと思っています。

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