週末に読んだ本
最近時間があれば本ばかり読んでいる
読了した本を忘れないうちに書き留めておこうと思う。
清水義範さんの小説の中に
この本が紹介されていたので気になって読んだ
日本史についてはずいぶん勉強していたが
「歴史学」というものにはあまり目を向けていなかったので
目からうろこの話が次々に書かれていてびっくり
世界で「歴史」を持っている国というのは非常に少ないんだそう
国家が存在するということは歴史も存在すると思い込んでいたので
この本は驚きの連続で目が覚めたという気分だ
この本は江戸時代の地層から出てくる
人骨の話から始まっている
人骨というと人類学か考古学の分野だと思っていたが
この作者は「都市病理学」という観点から人の骨を研究している
サブタイトル「人骨から解く病気と社会」とあるように
骨から判明する病気を通して
その時代の流行病や社会状況を読み解いている
文体も専門的なものは少なく実にわかりやすく書かれているため
非常に興味深く読めた
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